インプラントのリスクファクターの2つ目は、"隣接する歯"です。
インプラント体が埋め込まれた"歯槽骨"というのは隣接する歯の"歯根"と距離的にも非常に近いために隣の歯の根っこに膿がたまっていたら、もろにインプラントにも影響が及びます。
虫歯の治療で歯の神経を取って金属の被せ物をしてある場合などは、痛みなどの自覚症状がなくても歯の根の部分に膿が溜まったりすることがよくあります。
実はこれは先日私自身も経験したのですが、冠を被せた奥歯の前の歯に痛みが少しあって、虫歯ができているような気がしたので歯科医院で診てもらったら、「虫歯はべつにありませんから、隣の歯の冠をはずしてみましょうか」といわれました。
そして驚いたことに、何の自覚症状もなかったその歯に膿がたまっていたのでした。
それでこの歯の根の治療をしてもらって治療を終えたのですが、神経を取っている歯なので自覚症状がなく気が付きませんでした。
このように通常の場合だけでなく、インプラントにおいても隣の歯というのは影響しあうということを知っておきましょう。
インプラントのリスクファクターの3つ目は、"歯軋りやくいしばり"です。
天然の歯もそうですが、インプラントも"横に引っ張られる力"には非常に弱くなっています。
特に"歯軋り"は心因性のものでストレスが原因だと言われますが睡眠中に無意識のうちにやっている行為であるために、自分ではどうすることもできません。
このような横向きの力が頻繁に加えられるとインプラントは短期間でぐらつき始めておしまいには抜け落ちてしまうのですが、現在ではこれを防ぐための特別な治療というのがないためにマウスピースをつけるという方法がとられています。
インプラントのリスクファクターの4つ目は、"歯科医の判断ミス"です。
例えば人工歯が3本あって、その下のインプラント体は左の2本にしか埋め込まれていないという場合などはその代表的な例で、インプラントの挿入されていない一番右側の歯に左2本のインプラントが挿入された歯が引っ張られて時間が経つにつれて倒されてしまいます。
こういうリスクは医師も承知の上で行なわれるのですが、骨の量が少ない場合にはこのようなインプラントが作られることもありうるということを知っておいたほうが良いでしょう。
もう1つ、インプラントの長さは長いほうが寿命も長いということが証明されていますが、実際にはかなり短いものが埋め込まれて、短期間で抜け落ちてしまうと言うケースもあるようです。
通常は10mm以上であれば大丈夫だと言われていますが、治療の説明を受ける際にはその点も聞いておきましょう。
インプラントやさしい基礎知識は、インプラントについて解説しています。
「歯肉が赤く腫れていて、歯磨きしたときに出血する」、「朝起きたときや疲れたときに口の中がネバネバして口臭がある」、「歯と歯の間に隙間ができたり歯がこれまでよりも長くなったような気がする」、「歯肉が痛か・・・・